父に癌が見つかりました。
転移もあり、
医師からはステージ4と診断されています。
これからの治療方針や薬について説明を受けるにあたり、
本人だけでは理解するのが難しい部分も
あるだろうということで、
今後は家族にも付き添ってほしいと言われました。
兄弟や父の兄弟にも、その都度報告しています。
みんな遠方に住んでいて
なかなかすぐには来られません。
そのため、当面の間は父の住んでいる場所に一番近い私が、
通院に付き添うことになりました。
この数か月、父と会う機会が増えていたのも、
こうした事情があったからです。

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親のことを手伝う年齢になったんだなあ
大切な家族が病気になったから。
父と一緒に過ごす時間を、
これからもっと増やしたいから。
さまざまな理由で、親の介護や
病院への付き添いをしている人がいると思います。
では、私が最初に感じたことは何だったのか。
それは、
「ああ、私も親ができなくなってきたことを手伝ったり、
病院に付き添って一緒にお医者さんの話を聞いたりする
年齢になってきたんだなあ」
ということでした。
もしかしたら、私のこの気持ちに
「自分の親なのに、義務としか考えていないの?」
と感じた方もいるかもしれません。
でも、私には、そう感じてしまう理由もあります。
これまで、家族の関係がずっと
良好だったわけではありません。
父は家族に何か問題が起こると私を頼ってきたり、
大事なことを事後報告してきたりすることがありました。
そのたびに私は呆れたり、
どうしていつも私なのだろうと思ったりしていました。
今回のことも、最初から私が積極的に動こうと
思っていたわけではありません。
父は健康診断の結果が悪く、
精密検査を受けて病院に通うことになりました。
診察の内容がよく理解できないと話していたので、
「私から詳しく聞くから、一緒に付き添うよ」
と伝えました。
そこでようやく、父から
「ごめん、頼む」
という言葉が返ってきました。
そうして、私が付き添うことになったのです。
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自分のことで精一杯なのに
今の私は、PTSDの治療を続けながら、
復職に向けたリワークに通っています。
自分の心と身体を整えるだけでも、精一杯な毎日です。
そこに父の通院への付き添いが加わりました。
自分の通院と父の付き添いが重なる日もあります。
そんな日は、本当にクタクタになります。
自分の体調を整えることも大切。
復職に向けて準備することも大切。
そして、父のことも気にかけなければいけない。
頭では分かっていても、すべてをうまくこなせるのか、
不安になることがあります。
親のために何かをしてあげたいと思っても、
自分自身に余裕がなければ、
気持ちだけではどうにもならないこともあります。
本当は、私だって誰かに頼りたい。
つらくなったときに、すぐそばで話を聞いてくれたり、
代わりに動いてくれたりする人がいたらいいのに。
そんなことを思う自分もいます。
兄弟や親戚からは、
「大変なのは分かっているけれど、
今頼れるのはあなただから。
つらいことがあったら遠慮せずに話してね」
と声をかけてもらっています。
その言葉には、ずいぶん支えられています。
ありがたいと思う一方で、実際に自分がつらくなったとき、
すぐに頼れる人が近くにいてくれたらなあ……と
思うこともあります。
誰かを支える側になったからといって、
自分が支えてほしいと思わなくなるわけではないんですね。
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父に、少しでも良い時間を過ごしてほしい
父の病気が分かってから、
医療費や生活費についても気になるようになりました。
父自身も、毎月どのくらいお金がかかっているのか、
よく分かっていない部分があったからです。
そこで、家計の見直しを手伝うことにしました。
確認してみると、父が契約した覚えのない
会社からの請求が見つかりました。
家族に電話やLINEで確認したところ、
甥っ子の携帯電話が、
まだ本人名義に変更されていないことが分かりました。
結局、父と甥っ子と私の予定を合わせて
携帯ショップへ行くことに。
父が甥っ子に
「本当は社会人になったときの分も遡って支払わんとなあ😀」
と話すと、甥っ子は少し青ざめていました😱
🐟️「気づいた時点で私に話しておけばよかったのに」
と思わず父に言ってしまいましたが、
ひとまず翌月分からは自分で支払うことになり、
家計に関する問題は解決しました。
こうして振り返ると、私は父の病院への付き添いだけでなく、
生活のことやお金のことまで、一緒に考えるようになっています。
正直、大変です。
これまでの父との関係を考えると、
複雑な気持ちになることもあります。
それでも、今の私は、ここで父のことを考えながら
生活していくと決めました。
父に、ここから少しでも良い時間を過ごしてもらいたい。
そして、いつか振り返ったときに、
自分自身に悔いが残らないようにしたい。
今は、そんな気持ちで動いているのだと思います。
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私自身のことも、置き去りにしない
父のためにできることをしたい。
でも、私自身も病気の治療中です。
無理をしすぎて、自分の心や身体が
また動けなくなってしまったら、
元も子もありません。
父のことを大切にするためにも、
まずは自分の体調を大切にしなければいけない。
頭では分かっていても、
実際にそのバランスを取るのは簡単ではありません。
どこまで自分が動くのか。
どんなことならできて、どんなことは誰かに頼ったほうがいいのか。
これから考えていかなければならないことは、
まだまだありそうです。
今の私には、父の病気を受け止めることも、
これからの生活を考えることも、簡単ではありません。
自分の気持ちもうまく整理できていません。
それでも、今できることを一つずつ。
周りの人の力も借りながら、父のことも、
自分自身のことも、大切にしていきたいと思っています。
誰かを支えることと、自分を大切にすること。
その両方を、これから少しずつ学んでいけたらと思います。



